PayPalの為替手数料の話
PayPalの高い為替手数料を払わない方法を紹介します。
PayPalって便利ですが、為替手数料が米ドルで3.5%と高くなっています。
VisaやMasterの為替手数料が1.6%程度なので、約2倍の手数料を支払っていることになります。
今回はPayPalを利用する際に、PayPalの高い為替手数料ではなく、
カード会社(VisaやMaster)の手数料で支払方法を紹介します。
方法
通常の状態だと、外貨の支払であっても支払う金額が日本円になっています。
これは、PayPalが為替取引を行い、日本円でカード会社に請求を行います。
ですので、日本円の表記なのです。
これを、私たちがカード会社の手数料率を使用できるように、
カード会社が為替取引を行ってもらう状態にするために、
カード会社へ外貨の状態で請求をしてもらうように変更します。
為替レートが書かれているところをクリック。
「通貨換算レートのオプション」をクリック。
「カード会社の通貨換算レート」を選択、同意します。
外貨での請求を確認します。
すごく簡単です。
デメリットもあるよ
と、簡単な方法で手数料が半分になって、
いいことだけかと思いきや、そうではありません。
ちゃんとデメリットもあります。
それは
請求がカード会社に届いた時に為替取引が行われることです。
以下の例で考えてみます。
買い物:100ドル
購入日:4月1日
為替:1ドル100円
PayPalの為替手数料を利用
これをPayPalの為替で支払うと3.5%の手数料なので
100ドル×100円×(1+3.5%)=10,350円
になります。
カード会社の為替手数料を利用
これをカード会社の為替手数料を利用するとどうなるか。
カード会社には100ドルの請求が届きます。
が、すぐには請求されず、必ずタイムラグがあります。
4月4日にカード会社に請求が届いたとします。
その時の為替が(あり得ないけど)1ドル200円になっていたとします。
すると、請求金額は以下の通りとなります。
100ドル×200円×(1+1.6%)=20,320円
メリットとデメリット
つまり、
為替レートが1.5%以上値上がり(円安)しなければ、カード会社が有利。
為替レートが1.5%以上値上がり(円安)したならば、PayPalが有利。
私が思う結論
為替レートなんて予想出来ないので
結局、どっちを使ってもいいと思います。
まぁ、若干カード会社の方が有利かな、って位。
PayPalの為替手数料(参考)
アクティビティ | 国 | 手数料 |
---|---|---|
通貨換算 | ブータン、(中略)、日本、(後略) | 個人間支払いまたは商用支払いの際に発生する通貨換算 下表のとおり、手数料は当該金額が換算される通貨によって異なります。手数料は為替レートに加算されます。 通貨:手数料 アルゼンチンペソ:4.0% (中略) 米ドル:3.5% (後略) |