eVic VTwo Mini の取扱い説明書など(その2)
今回は公式マニュアルに挑戦。
なお、私のコメントなどは引用表記(四角囲み)で表現しています。
目次
- ご使用にあたって
- 初めに
- 緒元
- 使い方
- 時刻設定とモードの切り替え
- VTモードの機能
- 誤作動防止機能および保護機能
- 充電とファームウェアアップデート
- 警告
- 注意
- 保証規定
- eVic VTC Mini の説明書より
- 裏モード(?)
ご使用にあたって
このたびはJoyetechをお選びいただきまして、ありがとうございます。
正しくお使いいただけるよう、このマニュアルを事前にお読みください。
製品に関する疑問点やご質問がありましたら、販売店または弊社ウェブサイトへお問い合わせください。
初めに
重要性が低いため、適当和訳
eVic VTwo MiniはeVic-VTC Miniの後継機で、かっこよくなった。
ファームウェアが更新可能で、バッテリーの保護機能があります。
新しいファームウェアは現在時刻表示とスクローンプロテクション、カスタムロゴを表示する機能があります。
eVic VTwo MiniはでっかいOLED(有機発光ダイオード)のスクリーンを搭載しています。
モードは、時刻表示/ワット数可変/温度可変/バイパス/個別温度可変のモードを搭載しています。
あといろんなカラーがあるよ。
screen protectionは使用していないときに時計を表示する機能です。
スクリーンセーバーのような機能と考えると分かりやすいです。
なお今後以下のように表示します。
時刻表示 → RTC
ワット数可変 → VW
温度可変 → VT
バイパス → Bypass
個別温度可変 → TCR
緒元
サイズ:22.20×38.20×82.00mm
モード:RTC/VW/VT(Ti,Ni,SS316)/Bypass/TCR(M1,M2,M3)
ワット:1-75W
抵抗値:0.05-1.5オーム(VTモード)、0.1-3.5オーム(VW/Bypassモード)
温度:100-315oC/200-600oF
色:黒、白、赤、青、オレンジ
以下の色は後で追加されたみたいです。
バーガンディー(暗めの赤)、金、シアン(明るい青緑)、灰
設定変更ボタンは主に、右側が項目選択、左側が項目内数値選択となっています。
使い方
1.電源のオンオフ
パフボタン(ファイアボタン)を素早く5回連続で押すと、電源が入ります。
これで使用する準備は完了です。
同じようにパフボタン(ファイアボタン)を素早く5回連続で押すと電源が切れます。
2.吸い方
パフボタン(ファイアボタン)を押しながら吸ってください。
そして、パフボタン(ファイアボタン)を離してはいてください。
(注)
使用する前にアトマイザーに合わせたワットなどをあらかじめ調整してください。
3.スクリーンプロテクションの時間設定
電源が入った状態で、パフボタン(ファイアボタン)と右ボタンを押し続けると、設定画面に移ります。
時間選択画面が出ない場合は、右ボタンを再度押して時間選択画面を表示します。
左ボタンを押して、スクリーンプロテクションの時間を設定します。
スクリーンプロテクションは使用していないときに、アナログ時計を表示する機能です。
4.誤作動防止機能
電源が入った状態で、左右両方のボタンを押し続けるとキーロックがかかり、誤作動を防止できます。
この機能は設定変更ボタンを無効にする機能で、意図としないワットや温度の変更を防止できます。
キーロック状態でもパフボタン(ファイアボタン)を押すとコイルは加熱されます。
吸わないときは安全のため、電源を落としましょう。
5.上下反転
電源が切れている状態で、左右両方のボタンを押し続けるとディスプレイが上下逆転します。
時刻設定とモードの切り替え
1.時刻設定
A.アナログ時計とデジタル時計
eVic VTwo Miniは2種類の表示、アナログ時計とデジタル時計が表示できます。
デジタル表示からアナログ表示への切り替えは、まずパフボタン(ファイアボタン)を3回押してメニュー画面に移ります。
初めは時刻(図では「14:07」)が点滅しています。
左ボタンを押して、年月日が全て点滅している状態にします。
そして、右ボタンを押すとアナログ表示へ切り替えが出来ます。
アナログ表示からデジタル表示への切り替えは、同様にパフボタン(ファイアボタン)を3回押してメニュー画面に移ります。
初めは12時(図では「ⅩⅡ」)が点滅しています。
左ボタンを押して、長針、短針および秒針が点滅している状態にします。
そして、右ボタンを押すとデジタル表示へ切り替えが出来ます。
B.時刻合わせ
パフボタン(ファイアボタン)を3回押してメニュー画面に移ります。
左ボタンを押して、時分年月日のいずれかを選択し、右ボタンで適切な時刻等に合わせてください。
(注)
年のみ左ボタンで戻ることが出来ます。
ボタンを長押しすることで速く調整が行えます。
時刻合わせはデジタル表示で行います。
アナログ表示で行うことはできません。
デジタル表示でない場合は、デジタル表示に切り替えてください。
デジタル表示で時刻合わせを行った後、アナログ表示へ切り替えてください。
年の調整を行うと、他の項目の調整が出来ません。
年の調整を行った後、一度パフボタン(ファイアボタン)を押して決定し、通常画面に戻って下さい。
その後、月日時分の調整を行ってください。
なお、年以外の調整は進む(プラス方向の調整)のみとなっています。
戻る場合は、最大値(月では12月)の後に最小値(月では1月)に戻るため、ボタンを押し続けるなどして調整してください。
2.モードの切り替え
パフボタン(ファイアボタン)を3回押すと、一番上の行が点滅してメニュー選択が出来るようになります。
右ボタンを押して、TEMP(VT)・TCR・POWER(VW)・BYPASSを選んでください。
パフボタン(ファイアボタン)を押すか10秒間放置すると、選択されているモードが決定されます。
モードは以下の順で切り替わります。
RTC → TEMP(VT) → TCR → POWER(VW) → BYPASS → START → RTCに戻る。
説明書にはスタートモードの記載がないので、こちらで記事にしています。
(A)TEMP・TCR
TEMP・TCRが点滅している時に左ボタンを押すとサブメニューを選択出来ます。
サブメニューには、コイル素材選択、コイル抵抗値、アンペア―表示があります。
コイル素材を選択するには、右ボタンを押してNi(ニッケル)・Ti(チタン)・SS316(ステンレス)・M1・M2・M3のいずれかを選択します。
パフボタン(ファイアボタン)を押すと選択しているコイル素材が決定されます。
「AMP」が点滅している時に右ボタンを押すと、順にAMP・PUFF・TIMEの順に切り替わります。
AMPは現在流れている電流、PUFFは吸った回数、TIMEは吸った時間となります。
(B)POWER・BYPASS
POWER・BYPASSが点滅している時に左ボタンを押すとサブメニューを選択出来ます。
サブメニューには、アンペア―表示があります。
「AMP」が点滅している時に右ボタンを押すと、順にAMP・PUFF・TIMEの順に切り替わります。
AMPは現在流れている電流、PUFFは吸った回数、TIMEは吸った時間となります。
3.Temp-SS316
「Temp-SS316」はSS316コイルのために開発されました。
弊社のBF-SS316コイルを推奨します。
Joyetech社のアトマイザー「CUBIS」を使っていない場合にはBF-SS316は使えないので、あまり気にしなくていいと思います。
4.TCR(M1,M2,M3)
TCR(温度抵抗係数)機能がeVic VTwo Miniでは搭載され、カスタマイズが可能になりました。
TCRが点滅している時に左ボタンを押すとサブメニューを選択出来ます。
右ボタンを押して、M1・M2・M3を選んでください。
パフボタン(ファイアボタン)を押すか10秒間放置すると、選択されているモードが決定されます。
5.TCRの設定方法
電源が切れている状態で、パフボタン(ファイアボタン)と右ボタンを同時に5秒間押し続けると、設定画面になります。
(1)右または左ボタンを押して、TCR M1・M2・M3のいずれかに移動します。
(2)パフボタン(ファイアボタン)を押して選択します。
(3)左右のボタンでTCRの値を決定します。
(4)パフボタン(ファイアボタン)を長押しするか、10秒間放置すると現在の設定が反映されます。
TCR値
素材 | TCR値 |
---|---|
Ni(ニッケル) | 600-700 |
NiFe(ニッケル鉄) | 300-400 |
Ti(チタン) | 300-400 |
ステンレススチール(303,304,316,317) | 80-200 |
(注1)
上記のTCR値の設定は実際のTCRの数値を105倍しています。
(注2)
eVic VTwo Miniで設定できる範囲は 1-1000 となっています。
NiFeはまだマイナーな素材ですが、参考のためにKANTHAL社のページを貼っておきます。
TCRについて、こちらで記事にしています。
6.TEMP・TCRモード
温度管理モードまたはTCRモードでは左右のボタンを押すことにより、コイル温度を調整できます。
(調整幅は、100-315oC、200-600oF)
右ボタンで高く、左ボタンで下げることが出来ます。
一回押すごとに5oC(10oF)の調整が出来ます。
ボタンを長押しすると素早く調整が出来ます。
7.ロゴモード
eVic VTwo Miniでは新しいロゴが追加されました。
電源がオンの状態でパフボタン(ファイアボタン)と右ボタンを押し続けると、スクリーンプロテクションの設定画面になります。
続いて、右ボタンを押すとロゴの設定画面に移ります。
左ボタンでOnまたはOffを選択し、パフボタン(ファイアボタン)を押して決定します。
VTモードの機能
1.抵抗値のロック・解除
電源がオンの状態で、パフボタン(ファイアボタン)を3回押して、メニュー画面に移ります。
左ボタンを2回押して、2行目の抵抗値が点滅する状態にします。
右ボタンを押すことにより、抵抗値のロック・解除が行えます。
鍵マークの状態が抵抗値のロックが行われている状態です。
(注1)
抵抗値のロックは、コイルの温度が室温と同等の温度となってから行ってください。
コイルが室温と同等の状態で抵抗値のロックを行わないと、正しい温度管理ができません。
一度正しい抵抗値のロックを行えば、コイルを変えるまで変更する必要はありません。
アトマイザーを取り外しても、加熱または冷却された状態になっても、ロックを行っていれば常に同じ状態になります。
(注2)
コイルを入れ替えた場合や温度管理がうまくいかない感じた場合は、抵抗値のロックを解除してください。
抵抗値のロックを解除した後は、コイルの温度が室温と同等の温度となってから抵抗値のロックを再度行ってください。
2.新しいコイルまたは同じコイル
アトマイザーを入れ替えたとき、室温での抵抗値が以前のコイルよりも高い場合、抵抗値の再設定のメッセージが表示されます。
アトマイザーを入れ替える時は、アトマイザーを外した後にパフボタン(ファイアボタン)を押して抵抗値をリセットします。
アトマイザーを付けた後、「New Coil, Same Coil」のメッセージが新しい抵抗値とともに表示されます。
右ボタンを押して、新しいコイルの抵抗値をセットします。
抵抗値の再設定のメッセージは他の理由、特に同じコイルを他のアトマイザーなどで使用した後などでコイルが温まっている状態で、
アトマイザーを付け替えた場合でも表示されます。
この場合同じコイルですので、左ボタンを押すことにより抵抗値はリセットされないようにします。
正しいコイルの選択をして、正しく温度管理が出来るように注意してください。
3.VTモードでのワット選択
VTモードでは加熱時の最大ワット数が調整出来ます。
パフボタン(ファイアボタン)を3回押して、メニュー画面に移行します。
左ボタンを押して、2行目「PWR」を選択(点滅している状態)にします。
右ボタンを押してワット数を選択後、パフボタン(ファイアボタン)を押して決定します
ワット数は増える方向にしか設定できません。
行きすぎた場合は、押し続けることにより1ワットから再度設定してください。
(注1)
VTモードで対応している抵抗値は最大1.5オームまでとなっています。
抵抗値が1.5オームより大きい場合は、自動的にVWモードへ切り替わります。
VTモードの状態でカンタルワイヤーを使用した場合、2秒間動作後、自動的にVWモードへ切り替わります。
誤作動防止機能および保護機能
10秒プロテクション
パフボタン(ファイアボタン)が10秒以上押され続けると、加熱を中止し、スクリーンに「Over 10s protection」と表示されます。
短絡(ショート)防止機能
短絡(ショート)を検知した場合、スクリーンに「Atomizer Short」と表示されます。
電圧低下保護機能
VTおよびVWモード時、吸っている時にバッテリーの電圧が2.9V以下になる場合、スクリーンに「Weak Battery」と表示されます。
この場合、バッテリー保護のため、自動的に出力を減らして対応します。
充電不足保護機能
バッテリーの電圧が3.3V以下になると、スクリーンに「Battery Low」と表示されます。
この場合、パフボタン(ファイアボタン)を押しても、スクリーンに「Battery low lock」と表示され、コイルの加熱は行われません。
バッテリーを充電してからお使いください。
充電不足保護機能の解除
充電が始まると、充電不足保護機能が解除されます。
下限抵抗値保護機能
VWモードでは0.1オーム未満、VTモードでは0.05オーム未満の場合、スクリーンに「Atomizer Low」と表示されます。
高温表示
VTモード使用時に、コイル温度が設定温度以上である場合、スクリーンに「Protection」と表示されます。
デバイス高温警告
デバイス温度が70oC以上となった場合、それ以上加熱は行われず、スクリーンに「Device Too Hot」と表示されます。
充電とファームウェアアップデート
充電とファームウェアアップデートは本体にUSBケーブルをつないで行います。
充電が完了するとスクリーンは消えます。
警告
1.子供の手の届かない所に保管してください。
2.若い人は非喫煙者の使用は推奨しません。
注意
1.eVic VTwo Miniの修理はJoyetechでのみ行います。ご自身での修理は怪我につながる恐れがありますので、絶対におやめください。
2.高温多湿の環境で使用・保管をしないでください。充電時は0oCから45oC、使用時は-10oC60oCを守ってお使いください。
3.eVic VTwo Miniと他のパーツを組み合わせて使用しないでください。この場合Joyetechは、怪我などに対し一切の責任と保証規定を無効にします。
保証規定
あまり重要ではないので適当に訳します。
詳しくは購入店などに問い合わせるなどしてください。
製品同封の保証書を参照してください。
弊社はユーザーの過失による怪我などに対し責任を持ちません。
また保証は第三者からの購入に関して適用されません。
以下の場合に保証による修理を行います。
1.購入日から90日間
2.以下のいずれかに該当する場合
・購入時のレシートが無い場合
<などなど、以下割愛>
eVic VTC Mini の説明書より
eVic VTwo MiniはeVic VTC Miniの後継機なので
eVic VTC Miniにの説明書に載っていて、eVic VTwo Miniの説明書には載っていない事項を記載します。
なお、動作確認済みです。
ステルスモード
電源がオンの状態で、パフボタン(ファイアボタン)と左のボタンを押し続けると、ステルスモードになります。
ステルスモードは吸っている時でも、スクリーンには何も表示されません。
VWモード
VWモードでは1Wから75Wまで左右のボタンでワット数を増減出来ます。
左右のボタンを長押しすると、素早くワット数の変更が出来ます。
Bypassモード
Bypassモードはバッテリーの電圧を直接コイルにかけるモードです。
このモードではコイルの抵抗値が0.1から3.5Ωの間で使用できます。
吸った回数・時間、またはアンペア数の表示切替
パフボタン(ファイアボタン)を3回押してメニュー画面に移行します。
左ボタンを3回押して4行目が点滅している状態にします。
右ボタンを押して、吸った回数・時間またはアンペア数のいずれかを選択してください。
吸った回数または時間のリセットは、点滅している状態でパフボタン(ファイアボタン)を長押しすることでリセットされます。
裏モード(?)
特に説明書には載っていなかったけど、便利な機能を紹介
デバイス温度の確認
電源が切れている状態で、パフボタン(ファイアボタン)を10回連続で押すと、デバイス温度が確認できます。
途中で電源が入りますが、無視して10回連続で押します。
ファームウェアのバージョン確認
電源が切れている状態で、パフボタン(ファイアボタン)を20回連続で押すと、デバイス温度が確認できます。
途中で電源が入りますが、無視して20回連続で押します。